白内障&網膜硝子体疾患の日帰り手術施設
龍眼科 〒832-0076 福岡県柳川市坂本町26-1手術について
眼内レンズには、「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。従来の「単焦点眼内レンズ」は1点にピント(焦点)が合うレンズで、焦点が合っている距離は質の高い画像が得られますが、焦点が合っていない距離を見るためには眼鏡が必要になります。「多焦点眼内レンズ」は、「単焦点眼内レンズ」と違い、遠距離・中間距離・近距離のいずれか2ヵ所にピントが合います。大きく分けて下記の2種類のレンズがあります。
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は健康保険が適用されません。当院は先進医療機関の認定を受けているため、保険会社の先進医療特約に加入されている方は手術給付金が支給される場合があります。給付の対象範囲、給付金額などは保険会社や契約内容によって異なりますので、詳しくは各生命保険会社にお問い合わせください。
※先進医療特約に加入されていない方でも、自己負担で多焦点眼内レンズを用いた白内障手術が可能ですので、お気軽にご相談ください。
自由診療/片眼:55万円 両眼:110万円
多焦点眼内レンズは、単焦点レンズよりも暗い所で強い光をまぶしく感じる「グレア」や、光の周辺に輪がかかって見える「ハロー」という視覚現象の発生が多く、見え方の質の指標であるコントラスト感度は低いとされています。単焦点レンズと比べて多焦点眼内レンズがよいかどうかは、患者様によって異なります。
通常の生活で眼鏡の装用を減らせる可能性があります。しかし、若い頃のようにどの距離でもくっきり見えるわけではなく、必要に応じて眼鏡をかけた方が楽に感じる場合もあります。
多焦点眼内レンズを挿入後、何らかの理由で多焦点眼内レンズを取り出して、単焦点眼内レンズに交換する再手術が1.2%にあるとの報告があります。
手術に伴うリスクは通常の白内障手術と同じです。多焦点眼内レンズ挿入予定で手術を開始しても、レンズを入れる袋が弱い場合など、多焦点眼内レンズを挿入できない場合には、通常の保険診療として単焦点レンズを挿入することがあります。