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【筑後地区】硝子体手術とはどんな治療?目の奥で行われる手術の基本をわかりやすく解説

「硝子体手術」という名前を聞いたことはあるものの、実際にどんな手術なのか、どんな病気に行われるのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
硝子体手術は、眼球の奥にある透明なゼリー状の組織「硝子体(しょうしたい)」に異常が起こった場合に行われる手術です。
網膜に直接アプローチできることから、失明につながるような重い病気の治療にも広く用いられています。
一方で「目の奥を手術するなんて怖い」と不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、硝子体手術の基本、対象となる病気、実際の手術の流れ、術後の生活や注意点について、できるだけ分かりやすく解説していきます。

 

硝子体とはどんな組織か

硝子体の役割

硝子体は眼球の大部分を占める透明なゼリー状の組織で、水晶体と網膜の間を満たしています。
眼球の形を保つクッションのような役割を担い、光がスムーズに網膜へ届くために透明であることが求められます。
健康な状態ではほとんど意識されない組織ですが、一度濁ったり出血が混じったりすると視界に影響が出ます。

硝子体の異常が起こるとどうなる?

硝子体に出血が起こると光が網膜に届きにくくなり、視界が赤黒くかすむように見えます。また、加齢や病気で硝子体が収縮して網膜を引っ張ると、網膜剥離など重大な病気につながることもあります。
こうした場合に硝子体手術が検討されます。

 

硝子体手術が行われる主な病気

網膜剥離

網膜が硝子体に引っ張られて剥がれてしまう病気です。
放置すると急激に視力が失われる可能性があり、硝子体手術で網膜を元の位置に戻す処置が必要になります。

硝子体出血

糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などで網膜の血管から出血し、硝子体に血が溜まる状態です。
出血が自然に吸収されない場合や再出血を繰り返す場合には、硝子体手術で血液を取り除きます。

黄斑前膜・黄斑円孔

網膜の中心部(黄斑)に膜が張ったり、穴が空いたりする病気です。
視力低下や歪みの原因となり、硝子体手術で膜を剥がしたり穴を閉じたりする処置が行われます。

糖尿病網膜症の進行例

増殖糖尿病網膜症では新しい血管が増えて出血や網膜剥離を起こすことがあります。
硝子体手術はこうした状態の改善や進行防止に重要です。

 

硝子体手術の基本的な流れ

手術の準備

手術前には視力検査や眼底検査、網膜の状態を詳しく調べるOCT検査などが行われます。
また全身の健康状態を確認し、糖尿病や高血圧がある場合は内科医と連携してリスクを減らします。

手術方法

硝子体手術は顕微鏡を用い、眼球に直径1ミリ前後の細い器具を3か所挿入して行います。
硝子体を切除して取り除き、必要に応じて網膜をレーザーで固定したり、眼内にガスやシリコンオイルを注入して網膜を押さえたりします。

手術時間と麻酔

局所麻酔で行うことが多く、手術時間はおおよそ1~2時間程度です。
症例によっては全身麻酔が必要になる場合もあります。

 

術後の視力回復について

すぐには回復しない場合が多い

硝子体手術を受けたからといって、すぐに視力が戻るわけではありません。
網膜の回復には時間がかかり、数週間から数か月を要することがあります。

回復の程度は病気の種類による

網膜剥離や黄斑円孔など、網膜そのものにダメージがある病気では、手術で網膜を修復しても完全な視力回復が難しい場合があります。
術後にどの程度見えるようになるかは、病気の進行度や発見のタイミングによって左右されます。

 

硝子体手術後の生活上の注意点

ガスを使った手術の場合

術後に眼内へガスを入れた場合、一定期間はうつ伏せ姿勢を保つ必要があります。
これはガスが網膜をしっかり押さえるためで、患者さんにとっては負担となりますが、手術効果を高める重要なポイントです。

飛行機や高地への移動制限

眼内にガスが入っている間は、気圧の変化でガスが膨張し危険を伴うため、飛行機や高地への移動は避けなければなりません。
旅行や出張の予定がある方は、医師と相談して手術時期を決める必要があります。

感染予防

術後は点眼薬を指示通り使用し、目をこすらないように注意することが大切です。
目の痛みや急な視力低下があれば、すぐに受診する必要があります。

 

硝子体手術のリスクと合併症

感染(眼内炎)

術後まれに感染が起こることがあり、視力に重大な影響を及ぼすことがあります。
徹底した清潔操作と点眼管理で予防が図られます。

白内障の進行

中高年の方では、硝子体手術後に白内障が早く進む傾向があります。
そのため、将来的に白内障手術が必要になる可能性があります。

網膜剥離の再発

手術で修復しても再び網膜剥離が起こる場合があります。
術後の定期的な経過観察が欠かせません。

 

硝子体手術は「目の奥」を守る大切な治療

硝子体手術は、硝子体の異常や網膜の病気に直接アプローチできる、眼科において非常に重要な治療法です。
名前からは難しく感じられるかもしれませんが、手術器具や技術の進歩によって安全性は高まり、多くの方の視力を守るために役立っています。
もちろんリスクはゼロではありませんが、放置すれば失明につながる病気を改善できる大きな可能性があります。
「視界が急にかすむ」「黒い影が見える」「ものが歪んで見える」といった症状があるときは、早めに眼科を受診することが大切です。

 

筑後地区で目のことでお悩みの方は「龍眼科」へ

龍眼科は、昭和3年に柳川の地で開院し、96年間地域の皆様の健康を支えてまいりました。
当院は、小さなお子様からご年配の方まで、皆さまに安心して通院いただけるよう、快適な環境と様々な設備を整えております。
目のことで少しでも気になることがあれば、まずはお気軽に福岡県柳川市「龍眼科」へご相談ください。
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信頼される眼科医療を提供し、これからも地域の皆さまに寄り添ってまいります。

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