診療時間
診療時間 日祝
9:00-12:30
(受付12:30まで)
14:30-17:30
(受付17:30まで)
当院は予約制ではありません

※日・祝日休診

飛蚊症

HOME 飛蚊症

飛蚊症とは

飛蚊症は、視界に糸くずや黒い点が浮かんでいるように見える状態を指します。
形状はさまざまで、糸状や輪っか状、点状のものがあります。
数は、1つから数個、あるいは多数にわたることもあり、視線を動かすとそれに合わせて浮遊物も動いてまた戻ってくるように見えるのが特徴です。
症状は、人によりさまざまです。

こんな症状はありませんか?

  • 視界に糸くずや虫、ゴミのような浮遊物が見える
  • 視野が欠けている
  • ものが見えにくい
  • 急に視力が低下したなど

飛蚊症の原因

生理的な飛蚊症

生理的な飛蚊症は、主に加齢に伴う変化が原因です。
硝子体という眼球内を満たす半透明なゼリー状の物質が、年齢とともに変性し、その構造が変化します。
その変化により小さな繊維状の物質が形成され、網膜に影を落とすことで視界に浮遊物が見えるようになります。

病的な飛蚊症

飛蚊症には、生理的飛蚊症と症状は同じですが、病的な飛蚊症である場合があります。
病的な飛蚊症は、網膜裂孔や網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などの目の病気によって引き起こされる場合があります。
これらの病気は早期の発見と治療が重要です。

まずは受診し、問題がない生理的な飛蚊症であることを確認しましょう。 生理的な飛蚊症と診断されたあとに、浮遊物の数が急に増えたり、視力が急に低下するなどの変化がある場合には、状態が変わっている可能性があるため再度受診することが重要です。

失明に至る病気が
隠れている可能性も

病的飛蚊症の場合、網膜剥離などの失明に至る病気が隠れている可能性があります。
飛蚊症の症状に加え、「光がちらつく」「まぶしく感じる」といった光視症の症状が見られる場合は、網膜剥離の前兆かもしれません。
このような症状が出たら、放置せずにすぐに眼科で精密検査を受けることが大切です。

飛蚊症の治療

生理的な飛蚊症の治療

生理的な飛蚊症は、基本的には治療を必要としません。浮遊物が気になることはありますが、日常生活に支障がない限り、特に処置は行わず経過観察とすることが一般的です。 ただし、他の病気が隠れていないかを確認するために、症状が悪化した場合には再度受診することが必要です。

病的な飛蚊症

病的飛蚊症の場合、原因となる疾患を確認し、それに応じた治療が行われます。
たとえば、網膜裂孔や網膜剥離が原因の場合は、レーザー治療や手術が必要です。
また、硝子体出血やぶどう膜炎の場合も、それぞれの症状に適した治療が行われます。
病的飛蚊症は早期発見・早期治療が視力を守るために非常に重要ですので、症状が続いたり悪化したりした場合には、早めに当院を受診してください。