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【筑後地区】まつげが目に当たることで起こる角膜への影響と内反症の危険性について

「まつげが目に当たってチクチクする」「涙が止まらない」「充血がなかなか良くならない」
このような症状を経験したことはありませんか。
原因のひとつとして考えられるのが内反症(ないはんしょう)です。
内反症は、まぶたが内側にめくれ込むことで、まつげや皮膚が角膜に触れてしまう病気です。
放置すると角膜に傷がつき、視力低下や感染症につながる危険があります。
この記事では、まつげが角膜に当たることでどのような影響が生じるのか、さらに内反症がもたらすリスクについて詳しく解説します。

 

まつげが角膜に当たると何が起こるのか

角膜の役割とデリケートさ

角膜は黒目の表面を覆う透明な膜で、光を集めて網膜に像を結ぶ大切な役割を担っています。
厚さはわずか0.5mm程度で、血管がないため非常にデリケートです。
小さな傷や刺激にも敏感に反応し、すぐに痛みや異物感を引き起こします。
まつげは本来、外からのゴミやほこりを防ぐ「バリア」として機能しますが、内反症などで角膜に直接触れてしまうと、守るはずのまつげが逆に角膜を傷つける原因となります。

異物感や涙の増加

まつげが角膜に触れると、目は異物が入ったと判断して涙を分泌します。そのため「涙が止まらない」「目がゴロゴロする」といった症状が続きます。コンタクトレンズを入れている方は違和感が強く、装用が難しくなる場合もあります。

充血や炎症の発生

角膜や結膜が繰り返し刺激を受けることで炎症が起こり、慢性的な充血や赤みが目立つようになります。
「ドライアイだと思っていたら実は内反症だった」というケースも少なくありません。

 

角膜への具体的な影響

角膜びらん

まつげがこすれ続けることで角膜の表面が削られ、小さな傷ができます。
これを角膜びらんと呼びます。
軽度であれば自然に治ることもありますが、繰り返すと角膜が弱くなり、視力に影響が出ることもあります。

角膜潰瘍

傷口から細菌が入り込み、感染を起こすと角膜潰瘍に進行する恐れがあります。
角膜潰瘍は強い痛みや視力低下を伴い、治療が遅れると角膜が白く濁ってしまうこともあります。

慢性的な角膜混濁

長期間まつげによる刺激が続くと、角膜が濁って透明性を失い、視力が永久的に低下する場合があります。
これは眼鏡やコンタクトレンズでは矯正できず、日常生活に大きな支障をきたします。

 

内反症がもたらす危険性

放置で悪化する病気

内反症は自然に改善することが少なく、放置すればするほど症状が進行します。
軽度の段階では「ゴロゴロする」「涙が多い」といった不快感だけで済むこともありますが、進行すると角膜に深刻な障害を与えます。

高齢者に多い加齢性内反症

加齢によってまぶたを支える筋肉や靭帯が緩み、下まぶたが内側に入り込むことがあります。
特に高齢者では内反症が原因で転倒リスクが高まることもあり、生活の質を大きく損ねる病気です。

子どもの場合のリスク

先天性内反症の子どもでは、まつげが常に角膜に当たっていると弱視の原因になることがあります。
弱視は視力の発達が妨げられる状態で、早期に治療をしなければ後から矯正できなくなる可能性があるため、注意が必要です。

 

内反症を疑うサインとは?

自覚しやすい症状

・ゴロゴロする異物感
・涙が止まらない
・まぶたが重く、まつげが目に入る感じがある
・充血が慢性的に続く

こうした症状がある場合、ドライアイや結膜炎と思い込んで放置してしまう方も多いですが、実は内反症が隠れていることがあります。

他人から気づかれるケースも

「目が赤い」「涙目になっている」と周囲から指摘されて受診し、初めて内反症が見つかることもあります。
特に高齢者や子どもでは自覚症状を訴えにくいため、家族が気づいてあげることが大切です。

 

内反症を放置するリスク

視力低下

角膜に傷が繰り返しつくことで透明性が失われ、最終的に視力が下がってしまいます。

感染症

角膜潰瘍などの感染症は失明に至るケースもあるため、放置は非常に危険です。

生活の質の低下

常に不快感や痛みがあると、仕事や趣味に集中できなくなり、日常生活の質が大きく下がります。

 

内反症の治療と予防の考え方

一時的な対応

軽度であれば、まつげを抜いたり点眼薬で炎症を抑えたりすることがあります。
しかし根本的な解決にはならず、再発を繰り返すことが多いです。

手術による根本治療

根本的に治すには手術が必要です。
まぶたを正しい位置に戻す「眼瞼内反症矯正術」が行われ、比較的安全に効果が期待できます。

早期の受診が重要

「疲れ目のせい」と思い込んで放置すると、視力に大きな影響が及ぶことがあります。
異常を感じたらできるだけ早めに眼科を受診することが、角膜を守るうえで大切です。

 

内反症は角膜に深刻な影響を与える病気、早めの受診を

まつげが角膜に当たり続けると、角膜びらんや潰瘍、さらには視力の低下につながることがあります。
内反症は自然に改善することが少なく、放置すると症状が進みやすい病気です。
高齢者では加齢によるもの、子どもでは先天性によるものが多く、年代を問わず起こり得ます。
「涙が止まらない」「ゴロゴロする」といった症状が続く場合は、自己判断せず眼科で相談することが大切です。
適切な治療を受けることで症状を抑え、日常生活の快適さを取り戻せる可能性があります。

 

筑後地区で目のことでお悩みの方は「龍眼科」へ

龍眼科は、昭和3年に柳川の地で開院し、96年間地域の皆様の健康を支えてまいりました。
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